料金・契約条件は2026年10月17日に各社の公式サイトで確認した内容です(料金は税込)。NUROの比較月額はホームゲートウェイ料金込みの通常料金。公式2年割・代理店の特典は申し込み窓口によって異なります。

マンションは「選べない」ことがある

光回線の比較記事を読んで契約したい回線を決めても、マンションでは契約できないことがあります。マンションタイプは建物にすでに引き込まれている設備を各戸で共用する契約だからです。

だからマンションでは比較より先にやることがあります。

  1. 建物にどの回線が導入されているかを確認する
  2. 部屋までの配線方式を確認する
  3. その上で、使える回線の中から選ぶ

順番を守れば、比較に費やした時間が無駄になりません。

まず確認する:建物に何が入っているか

確認する方法は3つあります。

方法わかること
管理会社・大家さんに聞く導入済みの回線、工事の可否、申請の要否
各社の公式サイトでエリア判定(住所+部屋番号)契約できるかどうか
部屋の壁を見る光コンセントの有無

部屋にすでに光コンセントがあれば、工事なしで開通できる場合があります。電話線のモジュラージャックの近くを探してみてください。

配線方式で速度の上限が変わる

共用部から部屋までの配線方式は3種類あり、これで速度の上限が決まります。

方式部屋までの配線速度の傾向
光配線方式光ファイバー最も速い。1Gbps契約を活かせる
LAN配線方式LANケーブル建物の設備次第(フレッツ光のLAN方式は最大概ね100Mbps)
VDSL方式電話線最大概ね100Mbps(技術規格上の値)

VDSL方式だと1ギガ契約でも100Mbps前後

ここが最も重要です。VDSL方式の建物では、その設備を使う限りどの事業者と契約しても100Mbps前後が上限になります。1ギガや10ギガのプランを契約しても、部屋までの経路が電話線である以上、速度は頭打ちです。

「1ギガ契約なのに100Mbpsしか出ない」という場合は、これが原因のことがあります。その場合は事業者を変えても改善しません。

自分の建物がどの方式かは、契約している事業者のマイページか、設置されている機器で判別できます。

  • ONU(光回線終端装置) が設置されている → 光配線方式
  • VDSLモデム が設置されている → VDSL方式

速度が出ない原因の切り分けは光回線が遅いときの原因と対処にまとめています。

マンションタイプの月額は戸建てより安い

2026年10月17日に各社の公式サイトで確認した税込金額です。

サービスマンション戸建て差額
NURO 光(H/M)4,730円(M・40戸以上)5,720円(H・39戸以下の集合住宅も対象)990円
SoftBank 光 1ギガ4,180円5,720円1,540円
ドコモ光 1ギガ4,400円〜5,720円〜約1,320円

この3社では、マンションタイプが約990〜1,540円安くなります。

SoftBank 光

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マンション4,180円/戸建5,720円(2年自動更新。2026年12月1日から+330円)。おうち割 光セット対応

申込窓口: エヌズカンパニー(SoftBank 光 正規代理店)

詳細を見る

契約できる回線がない・遅すぎる場合の選択肢

選択肢1:戸建てタイプを個別に引き込む

マンションでも、戸建てタイプ(ファミリータイプ)を自分の部屋だけに引き込む方法があります。VDSL方式の建物でも、光ファイバーを直接引ければ速度の上限を外せます。

ただし条件があります。

  • 管理会社・大家さんの許可が必要(共用部での作業と、外壁の配線を伴うため)
  • 月額は戸建て料金(5,720円前後)になる
  • 建物の構造によっては物理的に不可能

まず管理会社に「戸建てタイプの個別引き込みは可能か」と聞いてみてください。

選択肢2:ホームルーターにする

工事も許可も不要で、コンセントに挿すだけで使えます。月額は5,280〜5,368円で、マンションタイプの光回線(4,180〜4,730円)より高くなりますが、VDSL方式の100Mbpsより速いこともあります。

  • ドコモ home 5G:5,280円
  • UQ WiMAX ギガ放題プラスS:5,280円(+5G割適用で13ヵ月間4,598円)
  • SoftBank Air:5,368円 ※2026年12月1日に+330円改定予定

判断基準は光回線とホームルーターの比較、機種ごとの違いはホームルーター比較をご覧ください。

ドコモ home 5G

工事なしのホームルーター。月額5,280円。データ量は無制限だが、混雑する時間帯・エリアや、当日を含む直近3日間の利用が多いときは遅くなることがある

公式サイトへ

現行NURO 光(H/M)の注意点

現行NURO 光は40戸以上の集合住宅ではMプラン(月額4,730円)、39戸以下ではHプラン(月額5,720円)が住所・建物情報で判定されます。ホームゲートウェイ料金込みの通常月額です。自分ではプランを選べないため、まず公式サイトで住所判定をしてください。

対応エリア内でも、建物の設備や工事条件によって契約できない場合があります。住所判定の結果と管理会社の許可を確認し、利用できない場合は他社の光回線やホームルーターを検討してください。

auひかり マンションタイプの注意点

auひかりのマンションタイプは建物に入っている設備によって月額もプランも変わります。契約できるかどうかも料金も住所を入れて判定するまで確定しません。

同じ「auひかり」でも建物ごとに条件が違うので、他の物件の口コミや相場は参考になりません(auひかりの料金)。

賃貸で確認しておくこと

工事を伴う場合は、事前に管理会社か大家さんへ確認してください。

  • 壁に穴を開ける工事が可能か
  • 共用部での作業(配管の利用)が可能か
  • 退去時の原状回復の扱い(設備を残してよいか、撤去が必要か)

許可が下りるまでに時間がかかることもあるため、引っ越しに合わせるなら早めに動いてください。工事の詳細は光回線の工事の流れで解説しています。

まとめ

  • マンションは建物に導入済みの回線しか選べない。比較より先に確認する
  • VDSL方式なら1ギガ契約でも100Mbps前後が上限。事業者を変えても改善しない
  • 料金差は回線と建物で変わる。NUROはH/Mで通常月額が異なる
  • 選べる回線がない・遅すぎるなら、戸建てタイプの個別引き込みかホームルーター
  • 現行NURO 光は建物規模でH/Mを判定。料金・工事方法・3年契約を確認する

※ 2026年10月17日時点で各社公式サイトに掲載されていた税込金額です。契約可否は建物の状況によって異なるため、必ず公式サイトのエリア判定でご確認ください。