申し込みから開通までの流れ

光回線は申し込んだ日から使えるわけではありません。全体の流れは次のとおりです。

  1. 提供エリアの判定(住所を入力して確認)
  2. 申し込み
  3. 工事日の調整(事業者から連絡が来る)
  4. 開通工事(立ち会いが必要な場合が多い)
  5. ルーターの設置・初期設定
  6. 利用開始

このうち時間がかかるのは3と4です。

開通までの期間

申し込みから開通までの期間は、事業者・建物の設備・時期によって変わります。工事日は申し込み後の調整で決まり、引っ越しが集中する時期や、建物に設備がなく追加の工事が必要な場合は、先の日程になることがあります。

引っ越しに合わせるなら、入居予定日の1ヶ月以上前に申し込むのが安全です。3月に引っ越して4月から在宅勤務、という予定なら、遅くとも2月には動き始めてください。

開通までのつなぎが必要な場合は、工事不要ですぐ使えるホームルーターを短期で契約する方法もあります。

ドコモ home 5G

工事なしのホームルーター。月額5,280円。データ量は無制限だが、混雑する時間帯・エリアや、当日を含む直近3日間の利用が多いときは遅くなることがある

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工事当日にやること

戸建ての場合

  1. 電柱から光ファイバーを自宅へ引き込む
  2. 壁を通して屋内へ配線する(エアコンダクト、電話線の配管、既存の穴などを使う)
  3. 室内に光コンセントを設置する
  4. ONU(回線終端装置)を接続して通信を確認する

作業時間は建物の状況によって変わります。基本的に立ち会いが必要になります。

配線の経路には既存の配管や穴を使えることが多く、その場合は壁に穴を開けずに済みます。ただし経路が確保できない場合は、新たに穴を開ける工事が必要になることがあります。

マンションの場合

マンションは、共用部分までは光ファイバーがすでに来ていることがほとんどです。そこから各部屋へどう引き込むかで作業が変わります。

配線方式部屋までの経路工事内容
光配線方式光ファイバー光コンセントを設置。速度が出やすい
VDSL方式電話線モデムを設置。速度は最大概ね100Mbps
LAN配線方式LANケーブル部屋のLANコンセントに接続

すでに部屋に光コンセントがあれば、工事なしで開通できる場合があります。入居時に部屋の壁を確認してみてください。

VDSL方式の建物では、その設備を使う限りどの事業者と契約しても100Mbps前後が上限になります。「1ギガ契約なのに速度が出ない」という場合は、これが原因のことがあります。詳しくは光回線が遅いときの原因と対処で解説しています。

工事費と「実質無料」の仕組み

主要事業者の工事費(2026年10月17日時点・税込)は次のとおりです。

サービス工事費扱い
NURO 光(H/M共通)基本工事費55,000円(36回分割)特典で毎月相殺し実質無料
auひかり初期費用48,950円(一括または23回・35回の分割)初期費用相当額割引で0円

「実質無料」は「請求されない」という意味ではありません。多くの場合、工事費を分割払いにしたうえで、同額を毎月の料金から割り引く仕組みです。

つまり、割引期間の途中で解約すると、残りの工事費を支払う必要があります。

  • 工事費が36回払いなら、36ヶ月使い切って初めて負担が0円になる
  • 12ヶ月で解約すれば、残り24回分の工事費が残債になる

短期で乗り換える可能性があるなら、この残債は必ず計算に入れてください。

立ち会いは必要?

原則として必要です。屋内での作業と、室内機器の接続確認があるためです。

  • 土日祝の工事は追加料金がかかる場合がある(SoftBank 光は土日休日工事割増金3,300円)

仕事の都合で立ち会えないなら、家族に代わってもらうか、土日枠の可否と追加料金を申し込み時に確認しておきましょう。

賃貸で工事するときの注意

賃貸物件で光回線を引く場合、事前に管理会社か大家さんの許可を取る必要があります。

確認しておく項目は次のとおりです。

  • 壁に穴を開ける工事が可能か
  • 共用部分での作業(配管の利用など)が可能か
  • 退去時の原状回復の扱い(設備を残してよいか)

許可が下りない、あるいは確認に時間がかかるようなら、工事不要のホームルーターが現実的な選択になります。判断基準は光回線とホームルーターの比較にまとめました。

SoftBank Air

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コンセントに挿すだけ。月額5,368円(2026年12月1日から5,698円)。端末を購入する場合は分割払いなので、途中解約すると残債が残る

申込窓口: 株式会社NEXT(SoftBank Air 正規代理店)

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工事が不要になるケース

次の場合は、工事なし(または簡易な作業のみ)で開通できることがあります。

  • 部屋にすでに光コンセントがある(前の入居者が使っていた)
  • フレッツ光回線から光コラボへの乗り換え(転用。設備をそのまま引き継ぐ)
  • 光コラボ同士の乗り換え(同じくフレッツ光の設備を使うため)

たとえばドコモ光からSoftBank 光へ乗り換える場合、どちらもフレッツ光の設備を使うため、原則として再工事は不要です。乗り換え手順は光回線の乗り換えガイドで解説しています。

一方、フレッツ光系から独自回線(NURO 光、auひかり)へ移る場合は、設備が別なので新規工事が必要になります。

まとめ

  • 開通までの期間は事業者・建物・時期で変わる。引っ越しが集中する時期は延びやすい
  • 引っ越しに合わせるなら1ヶ月以上前に申し込む
  • 戸建ての工事は立ち会いが必要
  • マンションはVDSL方式だと速度が100Mbps前後で頭打ちになる
  • 「工事費実質無料」は分割払いと割引の組み合わせ。途中解約で残債が発生する
  • 賃貸は事前に管理会社の許可を取る

※ 本記事の金額は2026年10月17日時点で各社公式サイトに掲載されていた税込金額です。工事の内容と期間は建物の状況によって変わります。申し込み前に必ず公式サイトでご確認ください。