料金・契約条件は2026年10月17日に各社の公式サイトで確認した内容です(料金は税込)。NUROの比較月額はホームゲートウェイ料金込みの通常料金。公式2年割・代理店の特典は申し込み窓口によって異なります。

結論:ほとんどの人は1ギガで足りる

10ギガプランと1ギガの差額は、ドコモ光・SoftBank 光の2年契約で月660〜2,200円です。ただし契約するだけでは速くなりません。10Gbpsを活かすには、部屋の中の機器がすべて対応している必要があります。

この記事では差額・必要なもの・実際に恩恵がある使い方を順に整理します。掲載金額は2026年10月17日時点・税込です。

1ギガと10ギガの差額

サービス通常プラン(NUROは2.5ギガ)10ギガ差額
ドコモ光(マンション)4,400円〜6,380円〜約1,980円
ドコモ光(戸建て)5,720円〜6,380円〜約660円
SoftBank 光(マンション・2年自動更新)4,180円6,380円2,200円
SoftBank 光(戸建て・2年自動更新)5,720円6,380円660円
NURO 光(H・戸建て/39戸以下の集合住宅)5,720円6,600円880円
NURO 光(M・40戸以上の集合住宅)4,730円6,270円1,540円

マンションほど差額が大きくなります。1ギガのマンションタイプが安いためです。SoftBank 光のマンションなら年間26,400円の差になります。

なお SoftBank 光でおうち割 光セットを受けるには、1ギガ・10ギガとも月額とは別に指定オプション(550円/月〜)への加入が必要です。

10Gbpsを活かすために必要なもの

契約だけでは足りません。次のすべてが揃って初めて10Gbpsに近い速度が出ます。

必要なもの条件欠けたときの上限
ルーター10ギガ対応(10GbEポート搭載)1Gbps
LANケーブルカテゴリ6A以上CAT5eなら1Gbps/CAT5なら100Mbps
パソコン側のLANポート10GbE対応1Gbps

どれか1つでも欠けると、そこが上限になります。多くのノートパソコンは1GbEまでの対応で、そもそも有線ポートがない機種も増えています。

さらに、Wi-Fiで使う場合は無線側の上限も効きます。Wi-Fi 6でも実効で10Gbpsに届くことはまずありません。10ギガの恩恵を受けられるのは、有線で繋いだ対応機器だけです。

対応ルーターに買い替える場合は、月額の差額に加えて、その費用も判断材料に入れてください。

用途別に必要な速度

使い方必要な速度の目安
動画配信(フルHD)5Mbps以上(Netflixの推奨)
動画配信(4K)15Mbps以上(Netflixの推奨)
ビデオ会議(1080p・グループ通話)上り3.8Mbps/下り3.0Mbps(Zoomの推奨)
オンラインゲーム速度より応答速度(Ping値)

4K動画を3台で同時に見ても45Mbps。1ギガ契約の最大速度(1Gbps)と比べると、ずっと小さい値です。

10ギガが効く使い方

では誰に意味があるのか。恩恵があるのは、大容量データを日常的に「上げる」人です。

  • 動画編集の素材を、毎日クラウドにアップロードする
  • 数十GB単位のバックアップを定期的に取る
  • 自宅サーバーから大容量ファイルを配信する

いずれも「上り」の速度が効く使い方です。動画を見る、ゲームをする、会議をするといった用途では、1ギガとの体感差はほとんど出ません。

オンラインゲームで影響が大きいのは、速度ではなく応答速度(Ping値)です。10ギガにしてもPing値は改善しません。ゲーム目的で10ギガを契約するのは、お金の使いどころとして間違っています。

「遅い」の原因は10ギガでは直らない

今の回線が遅いから10ギガに、と考えているなら、先に原因を切り分けてください。よくある原因は次のとおりです。

症状原因10ギガで直る?
どの機器でも100Mbps前後で頭打ちマンションのVDSL方式、CAT5ケーブル✗
有線は速いがWi-Fiが遅いWi-Fiの設定・ルーターの世代✗
夜だけ遅い回線の混雑✗(独自回線への乗り換えやIPv6接続で改善する場合がある)

特にマンションのVDSL方式は契約を10ギガにしても100Mbps前後のままです。部屋までの配線が電話線である以上、契約プランでは解決できません。

切り分けの手順は光回線が遅いときの原因と対処にまとめています。

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10ギガを選ぶ前のチェックリスト

  • 10ギガ対応ルーターを持っている、または買う予算がある
  • LANケーブルがカテゴリ6A以上
  • パソコンのLANポートが10GbE対応
  • 有線で繋いで使う(Wi-Fiだけなら恩恵はほぼない)
  • 大容量のアップロードを日常的にする
  • マンションの場合、光配線方式である(VDSLではない)

すべてに当てはまるなら、10ギガを選ぶ意味があります。1つでも欠けるなら、その差額は他に回したほうが得です。

まとめ

  • 差額は月660〜2,200円。マンションほど差が大きい
  • ルーター・LANケーブル・パソコンがすべて10GbE対応でないと1Gbpsで頭打ち
  • 4K動画も会議もゲームも1ギガで足りる
  • 効くのは「大容量を日常的にアップロードする」使い方だけ
  • 「遅い」の原因がVDSL・Wi-Fi・混雑なら、10ギガでは直らない

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※ 2026年10月17日時点で各社公式サイトに掲載されていた税込金額です。申し込み前に必ず公式サイトでご確認ください。