ホームルーターは3択

工事不要で使えるホームルーターは、実質的に次の3つから選ぶことになります。

  • ドコモ home 5G(ドコモの5G回線)
  • SoftBank Air(ソフトバンクの4G/5G回線)
  • WiMAX(au/UQの回線+WiMAX +5G)

どれも「コンセントに挿すだけ」「データ量は原則無制限(速度制限の条件あり)」という点は共通です。差が出るのは月額・端末代・セット割、そして自宅で電波が入るかです。

月額料金と基本仕様の比較

2026年10月17日に各社の公式サイトで確認した税込金額です。

サービス月額(税込)回線備考
ドコモ home 5G5,280円ドコモ 5Gデータ量無制限(速度制限の定めあり)。端末は月々サポートで実質0円
SoftBank Air5,368円ソフトバンク 4G/5GAirターミナル6購入なら24ヵ月目まで418円割引(2026年11月までは4,950円)。2026年12月1日から5,698円
UQ WiMAX ギガ放題プラスS5,280円WiMAX +5GWiMAX +5G割 適用時は13ヵ月間4,598円。持ち運べる機種も選べる

最大速度は3社とも端末とエリアによって変わるため、公称値の単純比較には意味がありません。

2026年11月までの割引前の月額はほぼ横並びで、差は最大でも88円です(SoftBank Air の改定後は418円)。月額だけで決められるものではありません。

1. データ容量:無制限の中身が少し違う

サービスデータ容量
ドコモ home 5G無制限(混雑時、直近3日間の利用量が特に多い場合に速度制限の定めあり)
SoftBank Air制限なし(利用が集中する時間帯は速度制限で通信速度が低下する場合あり)
UQ WiMAXスタンダードモードは制限なし(一定期間内の大量利用で混雑時間帯に速度制限の場合あり)/プラスエリアモードは月30GB

WiMAX の「プラスエリアモード」は、au の広いエリアを使えるモードです。通常は月1,100円の追加料金がかかりますが、auスマートバリューやUQ mobile 自宅セット割を適用していれば無料になります。ただしこのモードのデータ量は月30GBまで(超えると月末まで送受信最大128kbps)なので、常用するものではありません。

3社とも、大量の通信を続ければ速度制限がかかりうる、と考えておくのが正確です。

2. 端末代:使い続ける前提の割引

サービス端末販売価格実質負担
home 5GHR0273,260円月々サポート(初月-1,585円、2〜48ヵ月目-1,525円)で0円
SoftBank AirAirターミナル695,040円月月割で48ヵ月利用時に0円

どちらも「48ヵ月使い続ければ実質0円」という設計です。裏を返すと、途中で解約すれば端末代の負担が残ります。SoftBank Air にはレンタル(月539円)もありますが、5G対応機種は現在レンタル提供されていません。

ドコモ home 5G

工事なしのホームルーター。月額5,280円。データ量は無制限だが、混雑する時間帯・エリアや、当日を含む直近3日間の利用が多いときは遅くなることがある

公式サイトへ

3. セット割:スマホのキャリアで選ぶ

サービス対象割引額(月・税込)
home 5Gドコモ永年最大1,210円
SoftBank Airソフトバンク1,100円
SoftBank Airワイモバイル(シンプル3 S/M/L)1,650円
UQ WiMAXau(スマートバリュー)550〜1,100円
UQ WiMAXUQ mobile(自宅セット割)658〜1,100円

月額の差が数百円以内なのに対し、セット割は最大1,650円です。使っているスマホのキャリアに合わせるのが、いちばん確実に安くなる方法になります。

  • ドコモユーザー → home 5G
  • ソフトバンク/ワイモバイルユーザー → SoftBank Air
  • au/UQ mobile ユーザー → WiMAX

SoftBank Air

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コンセントに挿すだけ。月額5,368円(2026年12月1日から5,698円)。端末を購入する場合は分割払いなので、途中解約すると残債が残る

申込窓口: 株式会社NEXT(SoftBank Air 正規代理店)

詳細を見る

4. 電波:契約前に必ずエリア判定を

ホームルーターの速度は、部屋に電波がどれだけ届くかに大きく左右されます。同じサービスでも、置き場所を変えると速度が変わることがあります。

契約前に確認しておきたいのは次の2点です。

  • 各社公式のエリア判定で、住所が良好と出るか
  • 同じキャリアのスマホを自宅で使っていて、電波表示が安定しているか

すでに持っているスマホのキャリアが自宅でよく入るなら、同じ回線のホームルーターも入りやすい、という判断ができます。これはセット割の考え方とも一致します。

WiMAX はプロバイダで月額が変わる

home 5G と SoftBank Air が実質的にキャリア直販なのに対し、WiMAX は契約するプロバイダ(GMOとくとくBB、Broad WiMAX、BIGLOBE WiMAX など)によって月額とキャンペーンが変わります。回線と端末は同じでも、支払う総額には差が出ます。

本記事に載せたのは、UQ 公式の「ギガ放題プラスS」の金額です(UQ WiMAX の手続きには別途登録料3,300円などがかかります)。プロバイダ各社の月額は公式で確認できていないため、比較表には含めていません。プロバイダ経由を検討する場合は、次の3点を必ず確認してください。

  • 契約期間と解約金
  • キャッシュバックの受け取り条件と時期
  • 端末代の分割回数と残債の扱い

なお「ギガ放題プラス」は新規受付を終了しており、現行プランは「ギガ放題プラスS」です。プラン名が混在している情報を見かけたら、いつの情報か確認してください。

BIGLOBE WiMAX +5G

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WiMAX +5G 回線のプロバイダ。データ端末とセットで申し込める

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ホームルーターに向かない使い方

  • 対戦型のオンラインゲーム:基地局を経由するため応答速度(Ping値)が光回線より不利
  • 業務での常時ビデオ会議:上りが時間帯で変動しやすい
  • 数GB単位の日常的なアップロード:大量利用時の速度制限に触れる可能性がある

これらに当てはまるなら、光回線を検討してください。判断の分かれ目は光回線とホームルーターの比較記事に整理しています。

まとめ

  • 月額は3社ほぼ横並び(2026年11月までは5,280〜5,368円)。月額では選べない
  • 決め手はスマホのセット割。最大1,650円で、月額の差より大きい
  • 端末代は「4年使えば実質0円」。短期で解約すると負担が残る
  • 速度は電波の入り方次第。契約前にエリア判定を必ず行う
  • WiMAX はプロバイダで総額が変わる。キャッシュバックの受け取り条件に注意

契約してから気づきやすい点はホームルーターで後悔しないための5つの落とし穴にまとめました。申し込む前に一読しておくと安全です。

※ 本記事の料金は2026年10月17日時点で各社公式サイトに掲載されていた税込金額です。SoftBank Air は2026年12月1日に+330円の改定が予定されています。申し込み前に必ず公式サイトでご確認ください。